波力発電のモーシャン、220万ポンドを調達
- 出版物名
- Euro maritime Info at a glance
- 号数
- 4956
- 作成日/開催日
- 2023-12-13
波力発電システムを開発するスコットランドのモーシャン(Mocean)は、新たに220万ポンド(260万ドル)の資金調達に成功した。
今回の資金調達では、エクイティ・ギャプ、スコットランド開発公社、オールドカレッジ・キャピタル(エジンバラ大学内投資ファンド)等、すでに株主となっているスコットランドの投資家が再び出資したほか、海洋分野でのインパクト投資を行うノルウェーのカタパルト・オーシャン、MOL PLUS(商船三井が100%出資して設立したコーポレートベンチャーキャピタル)が新たに出資した。モーションはこれと並行して、スコットランド開発公社のLCMCF(低炭素製造業チャレンチファンド)から、約50万ポンド(61万2000ドル)の補助金も取り付けた。
モーシャンは、炭化水素産業等のオフショア設備に電力を供給する波力発電機「ブルースター」の開発を進めている。さらに、容量で「ブルースター」の10倍以上の「ブルーホライズン」(250kW)の開発も進めている。2025年には、スコットランドのオークニー諸島にあるEMEC(欧州海洋エネルギーセンター)の大規模実証センターにおいてグリッド接続の実証試験を行う計画。
モーシャンのマックナットCEOは、新たに株主となった商船三井のグローバルなネットワークやリソースに期待すると言明。カタパルト・オーシャンのアクセラレーションプログラムを利用することにも意欲を見せた。
出典:
Power Engineering International, Mocean Energy raises £2.2m new equity to develop wave tech.
https://www.powerengineeringint.com/renewables/marine/mocean-energy-raises-2-2m-new-equity-to-develop-wave-tech/
Offshore Energy biz, “Mocean Energy steps up commercialization plns with new funding and investors on board”.
Mocean Energy steps up commercialization plans with new funding and investors on board