Euro maritime Info at a glance

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ベネトウ、2030年までにCO2排出量30%削減を目標に掲げる

出版物名
Euro maritime Info at a glance
号数
4940
作成日/開催日
2023-11-28

プレジャーボート製造を専門とする仏ベネトウは、2030年までにCO2排出原単位を現在に比べて30%削減する目標を掲げた。同社は、排出量削減に向けて、1.それぞれの船種に適した代替的な駆動手段を採用する、2.より持続可能な原材料、リサイクルされた原材料を用いる、

3.船舶の構造面でのイノベーション、の3点を優先課題として挙げた。

▽代替的駆動手段

ベネトウは、2030年までにすべての船種で代替的駆動手段を採用すると発表した。同社は、9ブランドの下で128種類の船舶モデルを展開しており、船の全長は4.5メートルから24メートルと大きく異なる。航海が一日で済むような船舶(「デイ・ボーティング」と呼ばれる)に関しては、100%電化を目指す。また、全長13メートル超の帆船に関しては、主に電気モーターで駆動するシリーズ方式のハイブリッド駆動を採用。一方、内燃機関の置換が困難なモーターヨットに関しては、エンジンが主体となるパラレル方式のハイブリッド駆動を採用する。

▽原材料

同社は、ポリエステル樹脂内に生物由来の材料が占める割合を、2022年の14%から2023年には35%に引き上げた。ただし、これが40%を超えることはないという。また、熱硬化性複合材料を、リサイクル可能な熱可塑性材料に置き換える。

▽構造

水中での抗力を最小限に抑えるため、一部の単胴船を多胴船とする、または「水中翼(フォイル)」と呼ばれる構造物の設置を検討する。

出典:

Les Echos, “Beneteau va décarboner ses bateaux tous azimuts d’ici à 2030”.

https://www.lesechos.fr/pme-regions/innovateurs/beneteau-va-decarboner-ses-bateaux-tous-azimuts-dici-a-2030-1982889